5月8日に沖縄協同病院にて食物負荷試験をしてきました。
「元・乳卵アレルギーの次男」
だったはずなのですが、実は4月に乳酸菌飲料&コーンスープ(粉末)を飲んで
じんましんが出てしまいまして・・・・・・
一度耐性が付いた食物に再び感作(アレルゲンとなる)されることがまれにあるようで
2種類の乳使用製品で反応が出たので
「食物負荷試験」
をしてみよう、ということになりました
まずは初診の外来から。
かめさん商店でもお世話になっている沖縄協同病院の尾辻先生の外来を受診して
1時間くらいかけて今までの病歴、現在の通院状況
(次男は喘息や無呼吸発作があったのでこども医療センターへ月一で通っています)
、投薬の確認、生活環境や家族構成と体質など事細かに先生とお話しして負荷試験の日帰り入院予定を立てました
じんましんが出て以降は念のためひっさびさの
「乳除去生活!」
もう幼稚園など通っているので、先生方との話し合いや代替おやつの持ち込みなど、
以前とは違った大変さがあり、お店に来てくださっている方々の苦労が垣間見えて、
改めて大変さを実感しました
息子自体は、幼稚園で「また牛乳ダメなんだよ!」とあっさり公言していたそうですたくましいですね・・・。
そして去った5月8日、負荷試験本番。
朝9時ごろに小児受付を済ませ、先生と調子などについて確認。
病室までは先生が同伴してくれて、いろいろ試験内容など話しながら入院しました。
その日はもうひとり卵の負荷試験のお子さんがいて、心強かったです
最初の摂取は1滴。20分空けて何もなければ1ml、と20分間隔でちょっとづつ増やしていきました。
注射器で計って飲むので次男は「自分でーーー」とやる気満々
様子を見ている20分間、顔色を見たり様子を見たり先生が聴診器でぜーぜーがないか確認したりと
看護師さん・先生・栄養士さんがつきっきりで側にいてくれるのですっごく心強く安心できました。
幸いうちの子ももう一人の卵のお子さんも発作症状が出なかったので持参したおもちゃなどで一緒に遊んだり、
子供にとって入院のストレスがまったく感じられない環境で検査できました。もちろん、発作症状が出ていれば
もっときつかったと思いますが何にもなかったのでほのぼのーと子供同士遊んだりテレビを見たり。
そんなこんなで結果、180mlまで牛乳を飲めたので、結局あのじんましんは???と私は思ったのですが
やはり以前のように何の制御もなしに摂取するのではなく、
少しづつ様子を見ながら進めていきましょうね、
ということで、退院時にはきちんと栄養士さんから摂取量の指導をしてもらいました
内容としては・・・
牛乳を1週間に●回(1回量○○ml)まで食べてみてください。
加工品に関しては乳100gに相当する量の目安を指導
結局
「食べてみないと症状の程度や状態がわからない」ということだな、と。
いくら血液検査でクラスが低くても負荷試験でアナフィラキシーを起こすこともありますし、
完全除去していたけど焼き菓子程度なら食べれる状態だったということもあります。
今回まだはっきり「乳が大丈夫だった」とはなりませんが、負荷試験をしたことで不必要な除去をしなくても
良くなりましたし、幼稚園に関しても毎日持たせていた代替おやつを、毎日にしなくて良くなりました。
ただ、それにはきちんと試験体制の整備とフォロー(発作時と退院後) が必要不可欠ですね。
今回はたとえ「乳アレルギーなし」という結果が出たとしても負荷試験をしたことはとってもよい経験に
なったと思います。子供が試させてくれたのかな???
医療機関の向上は実際の患者さんたちの声だと思います。
何年も必要のない除去を続けるのは栄養面でも良くないですし、現在のアレルギーとの付き合い方に
疑問を感じている方がいたら負荷試験はやってみる価値はあると思います
現在いくつか負荷試験をしてくれる医療機関はあるようですが、たくさんの実例があれば医療機関の
技術向上にもつながってより安心して病院にかかることができると思います
負荷試験について、どんなのだったか聞きたい!など質問がありましたらカキコミしてくださいね体験できた範囲でお答えしますので!!!